※作中の暴言はすべてS大佐に帰属します※

    
            
密 室 遊 戯。


  


 自動ドアが開く。

「ほう!これが漫画喫茶というものか!」


 目を輝かせながら子供のように辺りを見回すジオン公国由緒ただしきザビ家末弟ガルマ・ザビ。

「あぁそうだ。」と作り笑顔でてきとーに頷く、ジオンのエース、赤い垂星のシャア。

「漫画喫茶とは漫画も満足に買えぬ下々の者が、低賃金で漫画を読む所なのだろう?前々から是非訪問して、下々の暮らしに触れたいと思っていたのだ。連れてきてくれて礼を言うぞ、シャア!!」


 盛り上がるガルマに対して、「あぁ」とシャアの返答は冷ている。シャアはベットの中以外ガルマの存在意義を見い出していない。さくさくと受付に向かう。


「いらっしゃいませ!現在席の方はオープン席と」


「カップル席で頼む」


 即答。受付嬢の笑顔が三割増した。伝票を貰いガルマの襟首を掴む。 

「ガルマ、本棚は
こっちだ」


 本棚を見たガルマは感動した。


「こっこの本全部読んで良いのか!?」           

「ガルマ。時間は三時間だ。読みた
い本を選ぶんだ」

「そっそうか!ゲームに制限はつきものだからな!」

ガルマは喜々とし
て本を選ぶ。五分も経たない内にガルマは両腕溢れんばかりの漫画を持ってきた。


 何のゲームだ何のと内心ツッコみながら、シャアも適当に本を選ぶ。気分はせっかくの休日を子供のお守りで潰される、疲れたリーマンである。

「あっ!あそこにあるのは何だ!!」             

「あれはドリンクバーだ。時間内
だったらあそこにあるものを好きなだけ飲んで良い」

「なっなんと!たかだか野口一枚でそんなことも!!」


 リーズナブルさに驚愕するガルマ。シャアは一々反応がデカイ連れに辟易する。

「ガルマ。そんな
に本を持ってたら、飲み物は持てんだろう。私が代りに持っててやる。何が良い?」


「すまない。ではココアを」


(ココアねぇ、フッ坊やだからな)

「わかった。先に席に行っていろ」

 伝票を積まれた漫
画本の上に置いてやり、爽やかに笑ってみせる。

 ガルマはその笑顔にぱぁっと赤面しなが
ら「たっ頼むぞ!」と足早に去る。

 ガルマの姿が見えなくなったのを確認して、はあっと溜め息
つく。コップを持ってボタンを押し、じょーという独特の音で飲み物を用意する。その様子に哀愁を感じながら自分はアイスレモンティーを選ぶ。

 漫画本を脇に挟みながら席に向かうと、何故か途中で先に行ったはずのガルマの姿があった。


「ガルマ」

「あぁシャアか!助かった!開けてくれないか?両手が塞がってて」


「…開けられないなら漫画を下ろせば良いだろう」


「あぁ!そうか気付かなかった!」

「………というかそれはトイレだ。私たちの席はトイ
レの向い側だ」

「何ぃっ!!」

 シャアは器用にコップを二つ持ちながらも、ボックス席を開けて見せる。衝撃を受けるガルマ。

「なっなんと紛らわしい!!他の客は間違わないのか!?」

 間違わねぇよvvお前程の馬鹿はそうそういねぇーってぇのvv

 思わず2○ゃんねる風に内心突っ込んでしまうシャアだったが、外面はおおらかに笑い「あいかわらず、おっちょこちょいだなぁ。ガルマは」と大人の余裕を装うのだった。。

「むっ狭いなこの席は、こういうものなのか?」


 普通はヘテロのカップルを想定している席だ。ホモのカップルでは少し狭いのは道理だと考えながらも

「そういうものだガルマ☆」


 と白い歯を覗かせ輝く笑顔を見せる。偽慢を凝縮した笑顔だと露知らず、照れるザビ家末弟。

 ちなみにシャアの語尾に「☆」が着いたのは、正面のポスターを見たからである。


 

 

「淫らな行為お断り。見付けた場合は即退場」



 

 

 数刻後。

 黙々と漫画を読むガルマに話しかける。

「何を読んでいるんだ?」

「これか?これは『テニスの王子様』だ」

 シャアは驚いた

……今時、テニプリを真顔で読める男がいるとは。。

「凄いんだぞ!!この漫画は!!ス
ネイクとか、燕返しとか、ダンクスマッシュだとか、ドライブBとか。私も努力してこのように打ちたいものだ。」

 打てねぇよvそんなもんvv


「それになこの漫画に出てくる手○部長は最高だ。部を背負う責任感、リーダーシップ、実力、いかなる時も欠かない冷静さ。素晴らしい!まるでギレン兄様のようだ。あぁ私もいつか父上や兄上達に『ジオンの柱となれ』と言われたいものだ…!!」


 きゅうんと胸をときめかせる王子を見て、やっぱこいつ知能低いな、ってか前頭葉いかれてんな。と再度認識する。

「では、そっちのテーブルの本は…?」

 馬鹿王子はニッコリ笑う。


「『いちご100%』だ」       

シャアは真面目な顔付きになる。


「いちごは駄目だ。私は司ちゃんより綾ちゃん派だ。」


「なっ!いちごを否定するな!この漫画こそ甘酸っぱい高校生活、青春ぐらふてぃのバイブルだぞ!」  

 
「はぁ〜。坊やだなぁガルマ。たかだかジャンプコミックスなどが男の
バイブルなものか!いいか男のコミック道とはコロコロ→ジャンプ→マガジンを経て、それからヤング系、ビック系、アキバ系いずれかの選択をするんだ。その選択こそ大人の始まり、これから生きる道の岐路なのだ。努力、友情、勝利など生ぬるい事を唱っているジャンプを読んでるなど、またち○毛も生えない青二才だと言ってるようなものだ!!」

「なっなんと!?」


「フッちなみに私の現在のバイブルはこれだ」


「これは?」


「『ふたりエッチ』だ」         

パラっとページを捲ってガルマにみせる。ガルマはぷ
はっとお約束に鼻血を拭き出す。


「ふっ刺激が強すぎたか、だがこの漫画は全部こうだぞ?ほらほら」

 ペラペラと捲るたびに、ガルマはぶしゅっぶしゅっと鼻血ポンプのように拭き出す。


「ははっ☆見事やってるだけだ。ここまで中身が無いと清々しいと思わないか?いやいっそここまでいくと哲学的だ。グロテスクなまでのエロさ。人間の営みの本質をみるようだ★」


「しょしょうゆーみょんか?(そうゆうものか?)」


「そういうものだ」


 と、ここでシャアは必殺ガルマ殺しの百万ドルスマイルを向ける。ガルマはいっそう盛大にぷはっと血しぶきをあげ、ノックダウンとなった。

「ところで、ガルマ。バイブルとい
うのは実践があってこそ成り立つと思わないか?」


「……何?」


 貧血でくらくらする額を押さえながら、うっすらと目をあける。すると驚くほど間近にシャアの顔があった。

 いつのまにかシャアの体が,横から多い被さってる。「なっ」と赤面
して身を引こうとするより先に、シャアの唇に捕まり貪ぼられる。


「うっ……っ…はぁ…ぁ」

 ガルマの瞳は段々と熱に潤んでいった。


 

 絡む舌、溢れる唾液。あぁまた流されてしまいそうだ…。と、その潤む目でポスターを見付ける。。

「っっ!シャア!駄目だってそこに張り紙が!!」


「はははっ♪正面だけじゃない。左右にも張ってある」


「なにぃ!?余計駄目だろ!!」


「駄目じゃないぞ。これだけ張り紙が張ってあるってことは、それだけ前科者が居たということだ。さぁ恥じらうことなく、胸はってハレンチ行為だ★」


「あっ…かっ限らないだろっ!たった一組が酷すぎたから、これだけ張り紙をはったのかも!というか数の問題じゃなぁいっ…はぁ!」


 はだけさせたた胸元の果実を転がしながら、ちっと舌うちする。馬鹿王子はこういう時だけ頭が回る。

 ならば早く頭の回転を止めさせれば良い。  決めるやいなや、驚くべき早業で、ガルマのズボン下着を脱がせ、恥部をさらけださせる。

「ああっ…止め
ろっと言って…!」

 言葉を無視し、自分は床座り込み、ガルマの足をM字に開く。


「おやプリンス。上の口は止めろと言うくせに、こちらは物欲しそうだ…」

わざとらしく驚いた顔をつくりながらぺちゃぺちゃと菊口を舐め始める。

「あっ!…はぁっ…うっ…はぁはぁん…つ」


息が荒くなる。舌が指し込まれ中を蹂躙する。否がおうにもくちゅくちゅと唾液が菊口にぎ込まれていく。

音が大きくなったのを見計らって、シャアは自分が飲んでいたレモ
ンティのストローを手に取る。


「はあっ…あっ!何を…!?」


「高貴な方へのお飲み物は、よくかきまぜてお出しするのが礼儀ですから」


とストローをガルマの菊口に挿入し、ぐるぐると中の唾液かきまぜる。

「ふっぁ!っ…嫌
そんなもの、あっ抜い…はっ…ああんっ!!」


 ストローが強く前立腺を突いた。喉をのけぞらせ、一層高い声でガルマが哭く。満足そうに眺め激しくストローを動かす。


ちゃぷっくちゅっぢゅぐちゅ…。


「あっあっふっうん!はっ…あっくっ…はぁん」


 いつしかガルマの腰も揺れ動く。扇情的に躯をびくびくと震わせ、自分の弱いところを確実に突いくる快楽に耐える。


「おや閣下、お飲み物に違う汁が混ざってしまいましたね。ここからでている汁で」


「ああっ!」


 シャアはガルマ自身を握り込む。ガルマの肢躯がびくんっと飛びあがる。


「いけないな。こんなものを混ぜられては」


 右手で根本を握り込み、左手でそっとなぞってから、口内に迎えいれた。


「はぁっん!!」本来ならば達する筈の快楽も、握り込まれいて達する事ができない。

 自
身に纏う舌は裏を這い、亀裂を愛撫する。菊内のストローも乱暴な動きで中をぐちゃぐちゃにかきまぜ、ガルマを喘がせる。


「ひぃっ!はぁっ…くっ、はぁあ、っ…あぁあん…ふぁっ」


 眉を寄せ苦悶の表情になりながらガルマは腰を上下にグラインドさせる。ぎしぎしと椅子が鳴る。目元は朱に染まり、口は間断なき快楽の責め苦でしめることはできない。

 額から
飛び散る汗の玉を見てほくそ笑み、待ちかねただろう褒美を与えることにした。


 根本から手を放し、自身を唇で占めあげながら勢いよしごき、ストローが折れるくらい強く前立腺を突いてやった。

「はあんっっ!!」


 がくがくと躯を震わせ、爪先をのばしガルマは果てた。

 シャアの口内にあった自身は爆せ
るように精液を放出した。あまりの勢いで口内で受け止めきれず、シャアの頬や、ガルマの太股を汚した。目を細め、頬についた精液を舐めとる。

 その姿がやたらいやらしくて、荒
く息をつきながらガルマは赤面する。

「ご満足して頂けましたかな。私がお出したお飲み物は」


 荒すぎる息、快楽に溶けきった頭でガルマは返答など出来ない。


「では、次は私も満足させてもえますか。ガルマ様?」


 ガルマの隣に座り肩を抱き込み耳元で囁いた。ぼうっと快楽に濡れそぼった瞳がシャアを見上げた。

 その瞳を肯定と受取り、足を抱えあげて自分の腰にのせようとする。さぁいざ本番と言うとき、ガルマが熱にうかされたうわ言のような言葉を呟く。

「駄目だ…っ!シャア、兵が見ている…」


「兵?誰も見ていないさ。」


 やれやれそんなに激しく責めすぎたかな。と苦笑しながらも挿入しようとした。


「私が見ているよ。シャア。」


「!!」


「あっ姉上!!」


 いつのまに開いていたのか。扉には突撃機動隊キシリア少将が青筋を立て腕を組み、二人の痴態を眺めていた。

「こっこれはこれはキシリア様、何ゆえこのような所に?」


「何ゆえとは?私はお前達の隣のボックスで漫画を読んでいただけだ。漫画喫茶とはそういうところではないか。それとも私の認識の誤りでここは金を払ってナニをするところだったのか?」

「・・・はっ反論の余地がございませんキシリア様。手の震えがとまりません…」

「見損なったよ
シャア。赤い垂星とまで言われたお前が、まさかこんな所で他人にバレるような情事をするとはな。まるでホテル代が出せない高校生じゃないか。だがそう思うと腹立たしいと言うより可愛いじゃないか――そんなに溜っているのなら私が一滴残さず搾りとってやろうか?」       


  ニヤリとキシリアは口元に弧を描く。手はどこぞの大佐が壺を愛でるように妖しく動いた。シャアの頬がぴくぴくと引き吊る。


(しっ搾りとられる…女狐に全部搾りとられる…!)


 焦る変態をよそに、ガルマはあたふたと股間を軍服の裾で隠そうとしたり、太股を汚してる粘液を拭こうとしていた。

 だがティッシュを掴もうとしたとき、そばにあったココアを
倒してしまう。

「ガルマ!!」


 シャアを思いっ切り突き飛ばし、弟に駆け寄る。


「火傷はないか!ガルマ?」


「冷めていたので大丈夫です…あっあっ…そっそんな所まで拭いて頂かないっで、あっ、結構ですっ姉上ぇぇ…あぁっ


「女のような声をだすでない!お前はジオン公国皇家の男子なのだぞ!」


「はっはい!…っっ」           

耐えるガルマ、際どい場所もお構いなしに拭っていく
キシリア。。


 あぁこれぞ禁断の姉弟プレイか!?と突き飛ばされて痛めた鼻を、また新たな理由でシャアは押さえる。 

「ときに、シャア」


「はっ」


「ジオン公国王子にこのようなハレンチの行為を働いた罪。どのように購ってもらおうか?」


「えっ?」     

「しかも、お前達のせいで私の犬も盛ってしまったではないか。どうし
てくれる?」  

 
そうキシリアは例の壺大佐を連れていた。隣の椅子の軋む音、微かに漏
れる喘声にムラムラきた壺は、隣で「ベルばら」を読んでいたキシリアを押し倒した。


 勿論返り討ちにあったマは、パソコンのLANケーブルと、テレビのコンセントできつく縛られている。

 もっとも極度Mの大佐にとってはある意味結果オーライであろう。ちな
みに壺が読んでいたのは「ギャラリーフェイク」と「マスターキートン」キシリア女王が読んでいたのは「ベルばら」と「蒼天航路」であった。。


「さぁどうしてくれる?シャア??」


 ニヤニヤと笑いながら、つんつんと先程のストローでシャアの顔をつつく。


「えっとぉぉ…いたっ目に刺さないで下さい、いたたっ」


 キシリアの背後に爪を研ぎ、牙をむく百狐がシャアには見えた。

 泣きそうな顔でガルマに助けを求める。しかしガルマは度重なる刺激に放心していた。。


 その時、おずおずと言う声が割り込む




「あのう、お客様…」







 追い出されたシャアガルはその後、スゥイートな夜を。縛られたままお持ち帰りされた大佐と、女王はデンジャラスな夜を過ごされたらしい。。             



 と、報じた雑誌はキシリアの一睨みによって、あっという間に廃刊になったという。









end       




                         


でも「ふたりエッチ」って意外とそこまでエロくないんだ・・・。
これ書いたあと本屋で立ち読みして知った衝撃事実(ショック)

友人達といった漫画喫茶+天理さんリクエストで誕生。
漫画喫茶、三人でいったのにお姉さんボックス席に案内してくれました。狭いはおかしいわで抱腹でしたが。なによりも張り紙に一人悶絶でしたvvごめん二人。。氷野は脳内でこんなことが起きてました(原罪)

ちなみに氷野はジャンプ大好きですよv他の漫画批判するつもりもありません。すべては赤い変態が言ったことです。ご了承ください。